個別試験出願にむけて

センター試験が終わったら、今度は個別試験です。次の試験にむけて気持ちを切り替えていきましょう。ここでは、個別試験出願にむけてのポイントをまとめています。

ポイント<その1>

全国平均点の変動等を踏まえて、自分のセンター試験の結果を冷静に分析する。

 センター試験の全国平均点が変動すれば、各大学の目標点も変動します。目標点に届いているかどうかは、今年の基準、今年の判定で冷静に分析することが大切です。データネット2016サイトで、今年のセンター試験の結果や受験生の動向を確認しましょう。


【2016年度センター試験の特徴】

今年のセンター試験の5教科平均点は、前年に比べて、文系はアップ、理系はダウンしています。しかし、過去のセンター試験の5教科平均点と比較しても、低い水準が続いていると言えます。特に、数学I・数学A、英語で思うように得点を伸ばせなかった受験生が多く、「思っていたよりも得点がとれなかった」と感じている受験生が多いことが予想されます。

センター試験の詳しい情報を確認する
データネット2016サイト内「動向分析>全体概況」

ポイント<その2>

さまざまな観点から出願校を検討する。

 出願校を検討する時の観点を以下にまとめています。後悔しないために大事なことは、検討の観点に漏れがないようにすることと、自分の優先順位をはっきりさせることです。ご参考ください。

【出願校検討の観点】

最初に

□自分のセンター試験の得点と志望校の目標点との差を確認し、想定していた志望校に出願するかどうかを決める

想定していた志望校以外を検討する場合

□「学部系統」、「地域」、「設置区分(国公立大や私立大、4年制大や短大)」、「その他(保護者の意向等)」について条件を書き出し、優先順位を確認する

□センター試験と個別学力試験の配点比率(個別学力試験での逆転の可能性)を確認する

□個別学力試験との相性(得意・不得意科目、入試問題との相性)を確認する

出願校を決定するにあたって

□大学が求める入試科目を、自分がセンター試験で受験した科目でカバーできているかを確認する

□2段階選抜が予告されている場合は、2段階選抜の1次通過ライン(予測)を確認する

データネット2016サイト内「判定基準>合格可能性判定基準」

□受験費用(受験料や交通費、大学合格後に必要となる費用等)について確認する

出願校が決まったら

□出願締め切り日や試験日、合格発表日等の入試スケジュールを整理して確認する

マナビジョン内「大学願書出願術」

ポイント<その3>

残された時間を有効に使って、志望大合格を目指す。

 出願校が決まったら、あとは合格を目指して努力するのみです。しかし、残された時間は少ないので、時間を有効に使うことを意識しましょう。

【志望大合格を目指して】

□学力は最後まで伸びる

 学力は最後まで伸び続けます。しかし、そのためには気持ちを切らさないことが必要です。センター試験の結果は志望大合格の通過点に過ぎません。個別学力試験にむけて気持ちを切り替えていきましょう。毎年見られることですが、最後まであきらめずに頑張った人が最後には報われます。

□何事も自分で確認しておく

 出願書類の提出締め切り日や試験日、試験時間、試験会場、合格発表日等は、募集要項等を見て自分で確認しておきましょう。つい、うっかりで自分の努力を無駄にしてしまわないように、何事も自分で確認しておくことが大切です。

□体調管理に気をつける

 残された時間を有効に使うためにも、体調管理に気をつけましょう。体調管理の基本は、規則正しい生活にあります。朝起きる時間、勉強を開始する時間、夜寝る時間の3点を固定することで、生活にリズムが生まれます。また、適度に運動することは、受験勉強のストレス解消につながります。

□志望大の過去問を確認する

 志望大の過去問を確認して、出題傾向を把握しておきましょう。

駿台ホームページ内「大学入試情報」

マナビジョン内「大学入試過去問ダウンロード」