大学別分析レポート
データネット2013

福島大学
福島大学

■人文社会(経済経営学類)<前>では高得点層が増加し難化の予想
2012年度入試のデータネット時には、人文社会学群の前期で志望者数が大きく減少していたものの、入試本番では、志願者数が前年比110%と増加し、特に福島県内の受験者数が増え、結果として県内の合格者数の割合が上昇した。
今回のデータネットでは、経済経営学類<前>で第一志望者数が前年比93%と減少しているが、データネット高得点層は増加しており、難化が予想される。出願の目安となるデータネットB判定値得点率は60.0%に設定している。
例年、経済経営学類よりもデータネットB判定値得点率が高い山形大(人文/法経政策)<前>を同時に志望する受験生が多い。加えて、個別試験での逆転も例年多く見られるため、試験科目の小論文、または英語の対策には力を入れたい。

■理工学群(共生システム)<前>の第一志望者数は減少
第一志望者数は前年比で80%と減少したが、高得点層に変動はない。出願の目安となるデータネットB判定値得点率は54.4%に設定している。
例年、山形大、茨城大、宇都宮大といった近隣他県の理工学系統の学部学科を同時に志望する受験生が多い。加えて、それらの大学の学部学科と異なり、個別試験の数学では「C」の分野の出題はなく、理科は物理、化学、生物、地学のいずれからも1科目選択できる。他大学からの流入に備え、個別試験への対策をしっかりと行いたい。