大学別分析レポート
データネット2013

山形大学
山形大学

■人文学部は人間文化<前>、法経政策<前>ともにデータネット高得点層が増加し難化
人文(法経政策)は、2013年度入試から前期日程の募集人員が145名から130名に減少し、その分、後期日程の募集人員が25名から40名に変更となる。人文(法経政策)<前>は募集人員の減少に伴って第一志望者数が前年比110%となっており入試競争が激しくなることに加え、データネット高得点層も増加しているため難化が予測される。人文(法経政策)<前>はセンター試験と個別試験の配点比が900:300とセンター試験の配点が高く、例年センター試験の結果が合否に与える影響が大きいのが特徴である。また人文(人間文化)<前>もデータネット高得点層が増加しており難化傾向。

■改組2年目の地域教育文化では、地域/児童教育<前>で難化が予測される
改組2年目の地域教育文化<前>の学部全体の志望者数は前年比100%と前年並。中でも学部内で最も募集人員の多い地域/児童教育<前>で第一志望者数が前年比115%となり、データネット高得点層が増加していることから難化が予測される。

■工<前>では7学科中5学科で難化。理<前>でも地球環境<前>と物理<前>が難化傾向
工<前>は例年、センター試験の平均点が下がると難化する傾向にあるが、データネットにおける第一志望者数は工<前>全体で104%と前年並である。しかし、工<前>の7学科のなかでも機械シス工<前>、機能高分子工<前>、情報科学<前>、応用生命シス工<前>、バイオ化学工<前>の5つの募集単位でデータネット高得点層が増加し、難化傾向。2012年度入試結果調査記述回度数分布をみると、工<前>は偏差値40台からでも合格が狙える募集単位があるが、データネットにおいては多くの募集単位で難化傾向を示しているため出願にあたっては注意してほしい。また理学部においても地球環境<前>、物理<前>でデータネット高得点層が増加したことにより難化傾向を示している。

■医(看護)<前>は第一志望者数が減少しているものの、難化傾向
医(看護)<前>は第一志望者数が前年比81%と減少しているが、センター試験高得点層が増加し難化傾向を示している。