大学別分析レポート
データネット2013

群馬大学
群馬大学

■社会情報<前>は第一志望者数対前年79%と減少しているものの、度数分布をみると難易に変動はなさそう。情報行動<前>と情報社会科学<前>の2学科で志望変更が起きやすいことから、両学科ともにデータネットB判定値得点率63.9%を出願の目安としたい。

■教育<前>は第一志望者数対前年96%と前年並であり、度数分布をみても大きな変動はみられない。しかし、募集人員の多い専攻では、学校/数学<前>、学校/社会<前>で高得点層が集まっており、厳しい入試となりそう。データネットB判定値得点率は学校/数学<前>で64.4%、学校/社会<前>で65.0%である。一方、学校/理科<前>で高得点層が減少し、競争が緩和しそう。

■新設の理工<前>は、募集人員が287人となり、前身の工<前>の263人と比べ24人の増加となる。各学科のデータネットB判定値得点率は化学・生物化<前>が最も高く62.2%、次いで電子情報理工<前>で61.1%、機械知能シス<前>と環境創生理工<前>の2学科で60.6%、また、フレックス制の総合理工<前>は58.9%としている。

■医(医)<前>は2013年度入試より、個別試験にて理科2科目(物理、化学)が新たに課される。また、医(医)<後>の募集停止にともない、一般入試前期日程の募集人員が53人から73人へ増加する。その変更が影響し、医(医)<前>は第一志望者数対前年74%と減少しており、志望者の敬遠がみられている。度数分布を確認すると高得点層が減少しており、競争が緩和しそう。データネットB判定値得点率85.6%を目安に指導してほしい。

■ここ数年安定した人気を継続している医(保健/看護学)<前>は、第一志望者数は対前年102%で前年並であるが、度数分布をみると高得点層が減少していることから、競争が緩和しそう。