大学別分析レポート
データネット2013

宇都宮大学
宇都宮大学

■教育<前>の第一志望者数は対前年90%と減少している。ただ、総合人間形成<前>には高得点層が集まっていることに加え、センター試験の平均点が下降したことで、他の募集単位からの流入により厳しい競争が予想される。データネットB判定値得点率65.0%を出願の目安にしてほしい。

■国際<前>の第一志望者数は対前年116%と増加している。とりわけ国際(国際文化)<前>で対前年131%と大きく増加しているが、学科間での志望変更が起きやすいことから、両学科ともデータネットB判定値得点率66.7%を出願の目安にしてほしい。また、センター:個別の配点比率が900:900と大学内でも比較的個別試験を重視しており、個別試験での逆転幅も大きい。そのため、個別試験で課される外国語と小論文の対策を十分にして臨みたい。

■工<前>は応用化<前>で第一志望者数が対前年134%と増加している。高得点層も集まっており厳しい入試が展開される見込みである。なお、工<後>は埼玉大・工<前>との併願関係が強く、前後期一貫受験での合格率は低い。工<前>の志望者は後期併願先を慎重に検討してほしい。

■農学部では生物生産科学科が生物資源科学科と応用生命化学科の2学科に改組となる。個別試験は農(生物資源科学)<前>が数、理から1教科の教科試験、農(応用生命化)<前>は論述試験だが、例年教科の知識が問われていることから、個別試験の違いによる入試への影響はないと考えられる。両学科ともセンター:個別の配点比率が900:300とセンター試験の割合が高いことから、データネットB判定値得点率63.9%を出願の目安としてほしい。