大学別分析レポート
データネット2011

東京大学/全科類で高得点層が増加、ハイレベルな入試が継続
2010年度入試の特徴 2010年度センター試験平均点ダウンの影響により、文科類最難関の文科一類で志願者数減少が強くみられた。その結果、第1段階選抜ラインは613/900点(68.1%)と例年になく低かったが、大きな難易変動はみられなかった。また、第1段階選抜ラインが717/900点(79.7%)と最も高かった文科三類は、大きな志願者数の増減はなかったが、やや厳しい入試が展開された。理科類ではセンター平均点ダウンの影響による志願者数減少の動きはあまりみられず、例年並の入試が展開された。
データネットにおける志望状況 前期日程は文科一類、理科三類を除き第一志望者数が増加、また全科類で高得点層が増加しており、引き続き厳しい入試が予想される。2011年度入試の第1段階選抜ラインのデータネット集計による予想得点率は、文科一類76.7%、文科二類81.1%、文科三類82.8%、理科一類82.2%、理科二類78.3%、理科三類74.4%となっている。後期全科類(理科三類を除く)においても第一志望者数の増加がみられ、ハイレベルな入試の継続が予想される。第1段階選抜ラインのデータネット集計による予想得点率は、89.4%である。