大学別分析レポート
データネット2011

名古屋大学/理系学部で志望者数が増加、強気な出願が予想される
理学部は志望者数が増加し、厳しい入試に 理学部は第1回ベネッセ・駿台マーク模試段階で、B判定値以上の志望者数の増加が見られた。データネット集計でも志望者数は前年比112%と増加している。高得点層の志望者数もやや増加しており、チャレンジ層にとって厳しい入試となる見込みである。B判定値得点率79.4%を目安に慎重な出願が求められる。
工学部は前年並の難易 工学部全体では志望者数が前年比115%と増加した。特に、機械・航空工学科、化学・生物工学科、電気電子・情報工学科で、それぞれ前年比123%、119%、118%と志望者数の増加が見られる。ただし、チャレンジ層の増加に留まり、前年並の入試となる見込みである。工学部にデータネットC判定から逆転合格するためには、第2回ベネッセ・駿台記述模試で偏差値60(2次集計)を確実に超えていることを目安にしたい。
文系学部は前年並の難易を予想 理系学部の動向とは異なり、文系学部の志望者数は概ね前年並である。厳しい入試が続いている経済学部では、難易も前年並になると予想される。
医(保健)は一部の専攻で志望者数が増加 医(保健/検査技術科学)では、前年比109%と志望者数が増加した。高得点層の志望者数も増加し、やや厳しい入試が見込まれる。医(保健)では、2010年度入試より各専攻の募集人員のうち8割程度が第一志望の志願者から選抜される。