大学別分析レポート
データネット2010

横浜国立大学/後期日程は難関大学との併願関係強し
名称変更の2つの募集単位で志望者数減少 名称変更のある2つの募集単位の対前年第一志望者指数は、教育人間(学校/特別支援教育)<前>74、工(建設/都市基盤)<前>71と志望者が集まっていない。データネットB判定値得点率は、教育人間(学校/特別支援教育)<前>70.6%、工(建設/都市基盤)<前>72.8%。
前後期出願には注意が必要 近年の後期縮小化の流れの中で、横浜国立大は後期日程の募集人員の多さで高い注目を集めている。後期日程の募集人員は、経済学部90人(前期日程140人)、経営学部113人(前期日程128人)、工学部374人(前期日程220人)。そのため前期後期続けての出願を検討する受験生も多いが、2009年度入試結果調査では、前期不合格者の後期合格率は経済学部で12.9%、工学部で2.0%と低い合格率となった。データネットにおける併願先の上位は、経済<後>で、横浜国立大・経済<前>、一橋大・経済<前>、一橋大・社会<前>。工<後>は横浜国立大・工<前>、東北大・工<前>、名古屋大・工<前>。一橋大や旧帝大クラスとの併願志望者が多く、厳しい入試となることが予想される。そのため、横浜国立大を第一志望とする受験生は、前期での合格を目指すとともに、後期の出願については厳しい入試競争になることを踏まえ、出願したい。