大学別分析レポート
データネット2010

北海道大学/入試変更点のある薬<前>は難易度に変化なし
文系学部の動向 文<前>、経済<前>では志望者数が減少しているが、センター試験高得点層の人数は前年並で、難易度に変化は見られない。文<後>は、2009年度入試で後期日程を廃止し2年目を迎える東北大・文<前>からの流入が予想されるが、データネットでは志望者数は減少している。センター試験高得点層の人数は前年並であり、難易度に変化は見られない。
理学部、工学部の動向 理<前>では、各重点選抜群において志望者数はやや減少しているが、難易度に変化は見られない。工<前>では、志望者数が機械知能工学系で前年比76%、応用理工系で前年比88%と減少している。しかし、両募集単位ともに難易度に影響を与えない得点層の減少であるため、機械知能工学系、応用理工系ともにデータネットB判定値得点率である73.3%を出願の目安にしたい。近年、全国的な後期日程廃止、縮小の影響を受け、ハイレベルな入試が継続している理学部、工学部の後期日程は、募集単位によって若干の差はあるものの、志望者数は概ね前年並である。
その他理系学部の動向 薬<前>は入試変更点があり、個別試験が「物I・物II」必須、「化I・化II」、「生I・生II」から1科目選択→「物I・物II」、「化I・化II」、「生I・生II」から2科目選択へと変更となる。データネットでは志望者数が減少しているが、難易度に変化は見られない。系統人気が継続していた農<前>、水産<前>では志望者数が増加しているが、難易度には変化が見られない。出願の目安はデータネットB判定値得点率である農<前>80.0%、水産<前>68.3%。