大学別分析レポート
データネット2010

名古屋大学/大学全体の志望者数はやや増加し、強い名古屋大志向が窺える
文系学部は志望者数がやや増加 センター試験の平均点が下降したものの、文系学部の志望者数は総じてやや増加しており、受験生の強い名古屋大志向が窺える。難易は文学部、法学部で前年並となり、教育学部、経済学部ではやや難化するだろう。
工学部は前年並の志望者数 学部全体の志望者数は1,850人(対前年99%)と前年並である。学科別には機械・航空工学科の志望者数が前年比91%とやや減少し、電気電子・情報工学科は前年比110%と増加している。近年厳しい競争となっている物理工学科の志望者数は前年並で、難易も前年並(データネットB判定値得点率75.0%)となる見込みだ。
農学部は系統人気を受けやや難化 系統人気である農学部の志望者数は467人(対前年110%)と増加している。農学部は、2008年度入試で個別試験の科目負担が増えて易化したが、2010年度入試ではやや難化すると考えられる。
医(保健)は志望者数がやや増加 医(保健)は、学科全体の志望者数が447人(対前年107%)とやや増加している。同学科は2009年度入試から第二志望が書けるようになったが、2010年度入試では、各専攻の募集人員のうち8割程度が第一志望の志願者から選抜されることとなる。データネットにおいては、看護学専攻、放射線技術科学専攻で高得点層の志望が集まっており、合格最低ラインが上昇する可能性が高い。