大学別分析レポート

山形大学/工<前>は難化の可能性あり
人文<前>の両学科では前年並の厳しい入試が継続 2008年度入試では法経政策<前>において個別試験が対策の立てにくい小論文から英語、数学のうち1教科選択となり、実質倍率が2.3倍に上昇し難化する入試となった。今回のデータネットでは、人間文化<前>、法経政策<前>ともに第一志望者数はほぼ前年並となっており、両学科ともに前年並の厳しい入試が継続されるだろう。データネットB判定値得点率は人間文化<前>で65.6%、法経政策<前>で63.3%に設定している。両学科ともに個別試験での逆転合格者も見られるため、今後は英語、数学の個別試験対策にもしっかり取り組みたい。
工<前>は第一志望者数増加で難化の予想 2008年度入試の工<前>は全国的な工学部の人気傾向と同様に受験者数が増加し学部全体で実質倍率2.1倍まで上昇した。データネットでは、学部全体で第一志望者数は前期で前年比124%と増加している。全学科でセンター試験高得点層も増加しており難化が予想される。各学科のB判定値を確認した上で出願の見極めをしたい。志望者数が最も多い機械システム工<前>のデータネットB判定値得点率は56.8%に設定。
農(生物資源)<前>は前年より難化が予想される 今回のデータネットでは農<前>は学部全体でセンター試験高得点層が増加しており、各学科での厳しい入試が予想される。特に生物資源<前>の第一志望者数は前年比155%と大幅に増加している。センター試験高得点層も増えており難化の模様。データネットB判定値得点率は60.6%に設定。前期の個別試験は小論文のみ200点であるため出願後は小論文対策に力を入れたい。
医(看護)では前後期で個別試験の配点が変更 医(看護)では個別試験配点が変更になる。2008年度入試では前期は小論文400点、後期は面接200点だったが、2009年度入試では前期は小論文300点、後期は面接100点に変更になる。これによりセンター試験と個別試験の配点比は前期で900:300、後期で900:100となり、よりセンター試験の配点が高まり、個別試験での逆転は困難になる。前期のデータネットB判定値得点率は61.7%に設定。