大学別分析レポート

岩手大学/工学部と教育学部で改組が行われる
改組が行われる工<前>は、学科によって志望者の集まりにばらつき 2009年度入試で7学科から5学科へ改組の工学部。学部全体の募集人員は前期270人から250人へ、後期65人から62人へ変更となる。データネットによると前期学部全体の第一志望者数は667人で前年比91%となっている。学科別の第一志望者数をみてみると、社会環境工<前>が募集人員38人に対して116人、機械システム工<前>は募集人員50人に対して166人となっており、この2学科は志望者が集まっている状況。個別試験では理科の選択科目に変更があるため、変更点の確認が必要となる。各学科のデータネットB判定値得点率は、社会環境工<前>は58.3%、機械システム工<前>は59.4%に設定。
農(共生環境)<前>は第一志望者数が増加 データネットによると、全国的な農学部の人気傾向と同様に、岩手大・農<前>においても志望者が集まっている学科がみられる。2008年度入試で実質倍率が学部内で一番低かった共生環境<前>の第一志望者数は前年比129%と増加。データネットB判定値得点率は63.3%に設定。
教育(学校/学校教育)の改組に関して 2009年度入試で改組が行われる教育学部。学校教育教員養成課程の小学校教育コースと中学校教育コースが学校教育コースとして統合される。データネットによると学校/学校教育<前>の募集人員90人に対して、第一志望者数は280人。学校/学校教育<前>のデータネットB判定値得点率は62.8%に設定。また、学校/学校教育<後>では高得点層が集まっており注意が必要。データネットB判定値得点率は65.0%に設定。