大学別分析レポート

東京医科歯科大学/入試変更が多いものの、難易は前年並
募集人員を増加する医<前> 「経済財政改革の基本方針2008」を踏まえた2009年度医学科の募集人員増であるが、増員分の振り分け先は一般入試前期に10人増加となった。ただし、対前年第一志望者指数は92と、これによる大幅な難易変動は考えにくい。第1段階選抜ラインの得点率は80.0%と予想している。入試結果調査では、個別試験での逆転も多く、教科別では理科で合否の差がついていた。理科2科目、英語、数学、そして面接の個別試験対策を確実にして欲しい。
入試変更点のある募集単位について 医(保健/看護学)、医(保健/検査技術学)の両専攻では後期日程が廃止。看護学<前>で対前年第一志望者指数は89とやや減少している。一方、検査技術学<前>は対前年第一志望者指数が142と増加し、やや競争激化が予想される。両専攻を志望する生徒には、後期日程の志望先、私立大の併願校について最終確認をしてほしい。
また、歯(歯)<後>で第1段階選抜の倍率を10.0倍から6.0倍に変更予定。第1段階選抜ラインの得点率は72.5%と予想している。