大学別分析レポート

東京大学/入試変更2年目は後期(理科三類を除く)で第一志望者数減少
前期では難易変動はなく、前年並の難易 08年度入試において前期では全科類で合計224人募集人員が増加したが、競争緩和にはつながらなかった。09年度入試においては、理科三類<前>で医師確保対策により募集人員が8人増加となっている。文科一類、理科三類を除いて第一志望者数に若干の減少がみられているが、難易に直接影響を与えることは考えにくい。引き続き、個別試験に向けて気を抜かないよう指導したい。
また、09年度入試の第1段階選抜ラインのデータネット集計による予想値は、センター試験得点率で、文科一類=77.8%、文科二類=78.9%、文科三類=81.1%、理科一類=81.1%、理科二類=80.0%、理科三類=81.1%となっている。
後期(理科三類を除く)は第一志望者数が減少しているが、難易変動はなし 2年目を迎える全科類(理科三類を除く)での後期一括募集は、データネット集計における第一志望者数は3688人、対前年指数80と減少している。しかし、高得点層は前年並であるため、難易に変動はない。第1段階選抜ラインのデータネット集計による予想値は、センター試験得点率で88.1%である。