大学別分析レポート

兵庫県立大学/理系学部中心に厳しい入試が展開されそう
経営<前>は引き続き厳しい入試になりそう 2008年度入試で志願者数が増加した経営<前>の第一志望者数は前年比108%とやや増加し、引き続き厳しい入試となりそう。データネットB判定値得点率は経済<前>、経営<前>ともに66.9%。個別試験の数学の配点は経営<前>の方が高いため、経営<前>の出願は数学の記述力を踏まえて判断したい。
新設の環境人間(環境/食環境栄養)<前>のB判定値得点率は71.4% 新設される食環境栄養課程<前>のB判定値得点率は71.4%となっており、近畿地区の同系統の募集単位の中で最も低い。環境人間(環境人間)<前>は募集人員が20人減少するが、第一志望者数も前年比90%とやや減少。難易に大きな変動はない見込み。センター試験の配点比率が高いため(センター700:個別200)、データネットB判定値得点率70.0%を出願の目安とさせたい。
工<前>と理<中>は難化傾向 理<中>の第一志望者数は前年比116%と増加し、厳しい入試が予想される。データネットB判定値得点率は物質科学科が68.8%、生命科学科が71.3%。
工学部の第一志望者数は前後期ともに99%とほぼ前年並。しかし、高得点層が増加しているため厳しい入試となりそう。一方、工<後>はここ3ヵ年で神戸大・工<前>、岡山大・工<前>との併願関係が強まっており、データネットでも引き続きその傾向が見られる。合格には依然高い学力が求められそう。