大学別分析レポート

大阪市立大学/前期日程で志望者数が増加しているのは理学部のみ
商<前>は志望者数やや減少も、前年並の難易になる見込み 法<前>は志望者数が前年比88%と減少しており、若干の競争緩和が見込まれる。
前期と後期の募集人員の振り分けが変更される商学部も、前期では志望者数が92%とやや減少している。ただ、難易は前年並となる見込み。後期は個別試験を課さずにセンター試験の得点のみで合否を出す形に変更されるが、志望者数はやや増加。もちろん、出願にはデータネットのB判定値以上を確実に押さえたい。
理<前>は志望者数が増加
理学部と工学部は学科が再編される。理学部の前期志望者数は、前年比114%と増加。特に、募集人員が増加する化学<前>は高得点層の志望者が多く、やや難化の見込み。出願はデータネットB判定値得点率74.4%と記述模試の偏差値を考慮しながら慎重に行いたい。一方、工学部の前期志望者数は前年比90%とやや減少している。学科数が10学科から6学科へ再編されて、前期日程のデータネットB判定値得点率は機械工、情報工、建築が75.0%、電子・物理工、都市、化学バイオ工が73.8%となっている。後期は大阪大と神戸大の同系統学部の前期志望者からの併願者数が増加しており、前年度入試に続き厳しい入試が予想される。
生活科学部は志望者数が減少 生活科学部は2008年度入試で実質倍率が上昇した揺り戻しで志望者数が前年比83%と減少している。ただ、難易は前年並になる見込み。