大学別分析レポート

大阪大学/前後期とも大きな難易変動なし
大阪大として、2年目の外国語学部 統合、新設して2年目を迎えた外国語学部は、受験者には『大阪大』の外国語学部というイメージの定着が進み、前期の志望者数が増加している。後期はほぼ前年並の志望者数であるが、データネット後にさらに大阪大の他の文系学部から志望変更も予想される。
文学部、人間科学部、法学部国際公共政策学科で志望者数が増加 文<前>、文<後>、人間科学<前>で志望者数が増加したが、経済学部は前後期とも志望者数が減少した。また、2008年度に新設された法(国際公共政策)は前後期とも志望者数が増加。一方で法(法)は前後期とも減少している。データネットB判定値得点率は両学科とも同じく85.6%に設定している。
薬学部の前期は薬科学科、薬学科とも志望者数が減少 薬<前>は学部全体では志望者数は減少したが、学科間では募集人員の少ない薬学科(6年制)のほうに志望者が集まっている。第一志望者の平均点は薬科学科の方が高いものの、薬科学科の志望者数が大きく減少していることから、両学科のデータネットB判定値得点率はどちらも同じく86.3%に設定している。
医学部医学科は理科の負担減少にも関わらず志望者数が減少 医師確保対策により、募集人員が5人増える医(医)<前>はセンター試験の理科が3科目から2科目になる負担減があり、志望者数の増加が予想されたが、データネットではやや減少した。コース別募集2年目となる理(生物)の生命理学コースは、前期の志望者数はやや増加したが、後期はやや減少した。前後期ともに難易度に変化はなさそう。
工学部は前後期ともに志望者数が減少 工学部の志望者数は前後期とも応用自然科<前>を除き、全学科で減少した。基礎工学部は前期ではシステム科学科、電子物理科学科で増加。後期では全学科で減少している。