大学別分析レポート

金沢大学/改組2年目の志望動向
人間社会(法学類)では前後期とも第一志望者数が減少 前年度入試では、人間社会(法学類)<前>のL方式(個別試験で外国語と国語を課す)とM方式(個別試験で外国語と数学を課す)の両方で実質倍率が1倍台であった。今年度のデータネットの志望動向では、前期の第一志望者数が前年比86%、後期は前年比76%となっており、前後期ともに第一志望者数が減少している。ただし、名古屋大・法の後期日程が2007年度入試より廃止されていることもあり、安全志向の受験生が名古屋大から金沢大に志望変更してくることが考えられる。出願検討の際はその点も考慮したい。
人間社会(地域創造学類)の動向 前年度入試の実質倍率が3.7倍であった人間社会(地域創造学類)<前>は、データネットの第一志望者数は前年比92%と減少しており、今年度は高倍率入試に落ち着きが見られそう。また、後期も第一志望者数が前年比65%と減少している。しかし、後期はセンター試験が2科目選択、個別試験は小論文のみであり、前年度入試では実質倍率が14.8倍となった。後期の出願検討は慎重に行いたい。
医薬保健(医学類)、医薬保健(薬・創薬科学類)の変更点 2009年度入試より医学類と薬・創薬科学類で後期日程が廃止され、薬・創薬科学類<前>では個別試験の理科が物・化2科目必須となった。科目負担増の影響もあり、薬・創薬科学類<前>の第一志望者数は前年比79%と減少している。