大学別分析レポート

北海道大学/農<前>、水産<前>は志望者数が増加するも難易度に変化なし
文系学部の動向 文系学部では文<前>、法<前>で志望者数が減少している。しかし、両学部ともにセンター試験高得点層の人数は前年並で、難易レベルに変化はない。経済<前>、教育<前>も同様に、難易レベルに大きな変化はない。
文<後>は東北大・文の後期日程廃止の影響が懸念されるが、現段階ではセンター試験高得点層がやや増加しているものの、大きな難易度の変化は見られない。データネットB判定値傾斜得点率(80.0%)を目安に出願したい。
工学部、理学部の動向 工<前>は学部全体として志望者数が減少している。学系別では、応用理工系で志望者数が増加(対前年109%)。一方、環境社会工学系で志望者数が大幅に減少し(対前年75%)、学系間で志望状況に違いが見られる。理<前>は学部全体として志望者数がやや減少している。特に化学重点選抜群で大幅に減少(対前年72%)している。ただ、難易度に影響を与えない層の減少が中心で、前年並の入試レベルになりそう。近年、難関国立大の後期日程廃止・縮小の影響から厳しい入試が展開されている工<後>や理<後>は、志望者数が減少している。
医学部の動向 医(医学系)<前>は医師確保対策で募集人員が増加するが(5人)、現段階では志望者数が減少している(対前年87%)。しかし、センター試験高得点層は前年並で、難易度に大きな変化はない。医(保健)<前>は学系全体の志望者数に大きな変化はなく、前年並の難易レベルになる見込み。
その他の理系学部の動向 志望者数の増加が著しいのは農<前>と水産<前>。しかし、センター試験高得点層に変化はなく、前年並の難易レベルになる見込み。一方、歯<前>は志望者数が減少(対前年80%)。やや競争が緩和すると予想される。