大学別分析レポート

名古屋大学/文系、理系とも難易度の低い学部、学科に志望者が集まる
工<前>は物理工学科に志望者が集まる 学部全体の志望者数は1870人(前年比99%)とほぼ前年並だが、学科別に見ると物理工学科の志望者数が前年比128%と大きく増加しており、難易度の低い学科に集まる受験生の動きが見られる。厳しい競争が予測されるが、第2回ベネッセ・駿台記述模試のB判定値である偏差値59(2次集計)を目安にチャレンジしたい。
理<前>は難易揺り戻しとなる可能性 系統人気に加え、前年、個別試験科目の負担増で難易が易化した反動もあり、志望者数は583人(前年比114%)と増加している。募集人員も10人削減されることから、難易は前年からやや難化し、2007年度入試並に戻ると予想される。
文系学部は経済<前>に志望者が集まる 文系学部は経済<前>の志望者数が586人(前年比110%)と増加している。しかし高得点層に変化は見られず、難易レベルの変動は少ない。前年に個別試験科目の負担増で易化した文<前>は、志望者数が回復せず前年並の難易と予想される。
医(保健)<前>は第二志望の記入が可能となる 第二志望が可能となった医(保健)<前>は、作業療法学専攻を除いて、志望者数が増加している。看護学<前>のデータネットB判定値得点率は73.9%である。
医(医)は後期が復活 医(医)は前期の募集人員が5人増加し、また後期が復活する(募集人員3人)。後期の第一段階選抜通過ラインは、データネット得点率73.3%と予測する。