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基本事項をきちんと理解しておくことに加え,国公立大などでは歴史の構造的な理解や歴史像・時代像をとらえる力が従来と同様に強く求められるだろう。また,図版や史・資料を扱った問題にも注意が必要である。 |
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2007年度入試では通史的に長いスパンで歴史をとらえる問題はあまり見られなかったものの,近年の入試傾向では重視されている観点の一つである。また,戦後史からの出題では,時事的な問題意識を反映したものや,戦後の日本を振り返る視点が反映される可能性もある。 |
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分野横断的な出題は,2007年度入試ではあまり目立たなかったものの,人々の生活に着目して社会史・経済史的な視点から歴史をとらえるものや,政治と文化の関連性についての理解を問うものなどは頻出である。時代ごとに各分野のつながりを理解させることで,背景理解を深めさせたい。 |
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2007年度入試では目立った出題の見られなかった東アジア的観点からの出題は,引き続き注意しておきたい。国際的な動きと日本の歴史がどう関わっていたのかを,近世以前は東アジアの動向を中心に,近代以降は,「世界から見た日本史」「日本から見た世界」という観点に注意していく必要があるだろう。 |
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「身近な地域社会の歴史」から歴史を展望していく観点の出題にも注意しておきたい。特に従来の入試でも重要視された蝦夷・琉球史の出題については注意が必要である。 |
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大論述形式の問題では,部門史的な観点からの理解や歴史の推移・転換点の把握,また,分野横断的な出題による歴史像の把握や意義の説明が求められる傾向は続くであろう。また,近年の国公立大の入試では,基本事項をベースに考察による歴史的な背景や意味合いを表現する力が求められている。 |
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2008年度以降の入試においても,史・資料の読解力や読み取った情報の運用力が重視される傾向は続くものと思われる。2007年度入試においても,所与の素材から読み取った情報を総合的に考察させる問題に一定の比重がおかれている。 |