| 科 目 |
分 析 内 容 |
| 国語 |
| ― 評論・古文・漢文で、新傾向の出題 ― |
| 大問構成・配点に変更なし。評論での論の進め方にかかわる筆者の意図を読み取る設問や、古文での文学史と文章の表現とをからめた設問、漢文での文章の構成を確認する設問など、新傾向の出題が数題見られた。評論・小説ともに問題文の分量が減少したことや、評論が易化したことなどにより、全体としてはやや易化。 |
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| 数学I・A |
| ― 昨年より易化、平面図形の出題割合が増加 ― |
| 大問構成、出題分野は昨年と変更なし。問題量は昨年と変わらないものの、難易は昨年より易化。平面図形の出題割合が高くなった。現行課程になってから2年連続出題されていた整数部分を問う問題が出題されなかった。 |
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| 数学I |
| ― 教科書レベルの標準的な出題で、昨年よりもやや易化 ― |
| 数学I・Aとの共通問題が昨年より増加し、第1問[2]、第2問となった。配点は昨年に比べ、第1問20→25、第4問25→20点に変更。問題量は昨年と同程度だが計算量が減り、難易はやや易化。回転体の体積を求めさせるなど、一部目新しい問題が見られたが、全体としては標準的な出題であった。 |
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| 数学II・B |
| ― 問題量、計算量が多い傾向は変わらず。初見の問題への対応力が必要 ― |
| 大問構成、配点ともに昨年と変更なし。昨年同様、全体的に問題量、計算量ともに多く、限られた時間内で正確に処理する力が求められた。難易は昨年並。第1問[1]で相加平均・相乗平均の関係が利用できる問題が出題された。また、第1問[2]の三角関数、第3問の数列において教科書では見慣れない問題が出題され、初見の問題への対応力が求められた。 |
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| 数学II |
| ― 問題量、計算量が多い傾向は変わらず。目新しい出題が多く見られた ― |
| 大問構成、配点ともに昨年と変更なし。昨年同様、全体的に問題量、計算量ともに多く、限られた時間内で正確に処理する力が求められた。難易は昨年並。第1問[1]での相加平均・相乗平均の関係、第1問[2]での同心円上を動く2点、第3問での絶対値を含む関数など、目新しい出題が多く見られた。 |
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英語 (筆記) |
| ― 昨年に続き出題形式の変更がなされ、より実用的な英語力を測ろうとする出題が増えた ― |
| 昨年と比べ、大問数こそ変わらなかったものの、新たな形式の出題があった。それに伴って、各大問の配点も変更になった。形式面の変更で注目に値するのは、第5問のイラストの説明問題と、第6問の素材文が小説から説明文に変更されたことである。第5問では、視覚的にとらえたものを説明する英文の読み取りを目的としており、第6問では、段落をトピックのまとまりごとに分類する問題が出題されるなど大意を把握する読み方が求められた。難易は昨年よりやや難化した。 |
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英語
(リスニング) |
| ― 大問構成・出題形式はほぼ昨年通り。内容把握が複雑になり、昨年よりやや難化 ― |
| 大問数・解答数・配点とも、2007年度とまったく同じであった。読まれる英文の総語数は1087語で、分量としては昨年よりやや増加した(昨年は1010語)。読み上げられる速さは、第3問・第4問では昨年よりやや速くなったが、全体としては昨年(約160語/分(約160wpm))とほぼ同じだった。難易に関しては、昨年と同様、センター試験が目標とするほぼ標準的な問題であったが、第3問A・第4問Aを中心に、聴き取りに注意を要する設問が増え、全体として昨年よりやや難化した。 |
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| 世界史B |
| ― 東南アジア・アフリカなど周辺地域の比重が高まった。地図問題が増加 ― |
| 大問構成、解答数に変化はなく、「接触と交流」「生活に身近なモノから見た歴史」など、現行課程のねらいを反映させたテーマでの出題が踏襲された。東南アジア・アフリカなどの周辺地域がより積極的に出題され、西欧の割合はやや低下した。時代は、20世紀史が増加し、近現代史の比重がやや高くなった。1設問で扱う時期・地域はより拡大し、地図問題が増加(1→3)したため、昨年に比べて難化した。 |
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| 日本史B |
| ― 史資料の読み取りを要する問題が出題。戦後史の出題は半減 ― |
| 大問数や解答数には変化がみられなかった。史料は受験生にとって初見のものが出題され、図版や概略図を使った問題も出題された。また、例年と同じく第1問はテーマ史が出題された。分野別では、政治史と社会経済史に比重がおかれ、外交史の出題が増加した。近現代史は、昨年と同様に約4割出題された。史料読解型の問題や歴史的な思考力を問う問題が増えたため、昨年よりやや難化した。 |
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| 地理B |
| ― 資料読解重視の出題傾向は継続、組合せ問題の減少で易化へ ― |
| 昨年と同様、「自然環境」「資源・産業」「都市」「地誌」「現代世界の諸課題」「地域調査」という出題構成であり、地理Aとの共通問題も「地域調査」(18点分、地理Aにはオリジナルで1問追加)である点に変わりはなかった。内容面では、資料読解を伴う問題が増加したものの、基本的な知識があれば判断できる問題が多かった。組合せ問題が減少(19→11)したことも合わせ、全体的な難易は昨年に比べて易化した。 |
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現代
社会 |
| ― 国際政治を含め各分野からバランスよく出題。難易は昨年より易化しほぼ標準的な難易 ― |
| 大問数6、解答数36は昨年同様。統計資料の読み取り問題や、組合せ問題が減少した。分野では、昨年見られなかった国際政治を含め、青年期、文化・宗教、課題追究(調べ学習)など、各分野・項目からバランスよく出題された。教科書・資料集レベルの学習で解答可能な問題が昨年より増加し、また青年期などの大問が取り組みやすかったため、難しかった昨年に比べて易化。ほぼ標準的といえる難易であった。 |
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| 倫理 |
| ― 基本事項を中心に、思想内容の理解と読解力・思考力が求められる ― |
| 大問構成や出題分野、解答数などの出題形式は昨年と同様で、現行課程に移行してから変化していない。基本事項を中心に思想の理解や思考力を求めるものが多く、日ごろの学習成果があらわれる出題であった。現代の諸課題は諸分野を総合的に出題するかたちであったが、昨年に続き生命倫理に関する設問は見られなかった。資料の読み取り問題が例年よりも多めに出題されており、リード文の趣旨を判別する問題などとあわせて読解力が求められた。難易は昨年並。 |
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政治・
経済 |
| ― 正確な知識と理解を求めた、オーソドックスかつ標準的な出題 ― |
| 大問数5、解答数38と昨年から変更なし。分野を融合して出題される大問は昨年より減少し、政治分野、経済分野それぞれが独立した大問で出題された。また、国際政治分野の内容を多く含んだ大問が1問出題されたが、国際経済分野の出題は設問レベルにとどまった。文章選択問題が中心であることと、資料問題が出題されたことは昨年と同様。基本的な知識をもとに、時事的内容への理解や資料読解の思考力・判断力など、幅広い確かな学力が求められた。難易は昨年並。 |
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| 物理I |
| ― 身近な素材や実験を扱った問題が多く出題。物理的洞察力が求められる ― |
| 大問数は4で昨年と同様。解答数は26で2個増加した。全範囲からバランスよく出題されており、日常生活に関連の深い題材が各分野で扱われていた。全体的には典型的な問題が多いが、第2問(生活と電気)のAは、探究活動を意識した目新しい問題であった。公式を適用するだけの問題は少なく、設定が正しく読み取れるかどうかがポイントとなる問題が多く出題された。難易は昨年並。 |
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| 化学I |
| ― モデル図を用いるなど、目新しい切り口の問題が出題された ― |
| 大問数は4、解答数は昨年より1個増加して29で、大問の配点は昨年と変更なし。全分野からバランスよく出題されていた。形式面では、昨年に比べて計算問題が増加し、文章選択問題が減少した。第1問において、「物質と人間生活」からの出題が例年同様にみられ、一方、原子のモデル図を選択させる問題や計算問題で問い方がこれまでとは異なる切り口のものなど、目新しい傾向もみられた。全体として、読解力、考察力が必要とされる出題であった。難易は昨年並。 |
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| 生物I |
| ― 実験考察問題が増加。難易は昨年に比べて難化 ― |
| 大問数は5で昨年と同様。解答数は32で2個増加した。全分野からまんべんなく出題された。実験考察問題の割合が増え、知識問題と半々の割合で出題された。実験考察問題は実験方法および結果の正確な読み取りが必要で、差がつきやすい設問が多かった。また、第1問で「酵素」、第2問で「体液の循環」など、現行課程以降初めての出題項目がみられた。難易は昨年に比べて難化。 |
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| 地学I |
| ― 昨年同様、全範囲から幅広く出題。図・グラフの読解力が求められた ― |
| 大問数は5、解答数は30で、大問配点も含めてすべて昨年と同様。出題形式は、文章や語句を選択させる問題が減少し、図・グラフを選択させる問題が増加した。図・グラフの読み取りが必要な問題も多く出題されており、図・グラフの読解力が必要とされた。また、調査の方針や方法についての問題、観測事実からの考察問題など、探究活動を意識した問題が出題された。難易は昨年並。 |
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理科
総合A |
| ― 基本的な知識問題から、思考力・計算力を問う問題まで、バランスよく出題された ― |
| 大問数は5で昨年と同様。解答数は26で昨年より1個増加した。各分野から広く出題され、図・グラフを選択させる出題形式が増加した。物理/化学の融合を意識した総合的な問題は少なく、それぞれの知識や考察によって取り組める問題がほとんどであった。また、読解力や科学的な思考力をみることを意識した出題が増え、計算問題も複雑になった。難易は昨年に比べて難化。 |
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理科
総合B |
| ― 実験・観察やデータの読み取りなど、科学的思考力が問われた ― |
| 大問数は4、解答数は27で、いずれも昨年と変更なし。昨年に引き続き、生物とそれを取り巻く環境をテーマに総合的な題材が出題されていた。出題形式にも工夫がみられ、実験の計画、観察の結果の解釈や考察、資料を読み取る力をみる出題が昨年と同様に目立つとともに、研究発表の観点を問う出題もみられた。全体を通して、科学的な思考力が求められた出題であったといえる。難易は昨年並。 |
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