2008年度 大学入試センター試験 自己採点集計 データネット
大学別分析レポート
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京都大学/理系の募集単位は全体的に志望者数が増加
(1)経済(一般)<前>は志望者数が増加 全国的な経済学系統の人気に加え、2007年度入試での競争緩和の反動もあり、経済(一般)<前>では志望者数が増加している。しかし、中高得点層は増加しておらず、回復の兆しは見られない。
(2)総合人間(文系)<前>はやや易化傾向 2007年度入試でセンター試験において地歴が必須となり、地歴の科目負担増となった総合人間(文系)<前>は、センター試験の配点比率が低く個別試験での逆転を狙う受験生が集まり、志願者数は増加した。2007年度との変更点はないが、志望者数がやや減少し、2008年度入試ではやや易化することが予想される。一方、総合人間(理系)<前>は大幅に易化した前年からの反動で志望者数が増加しており、注意が必要である。
(3)理<前>、工<前>、農<前>は多くの募集単位で志望者数が増加 理<前>、工<前>、農<前>では多くの募集単位で志望者数が増加している。センター試験の平均点アップや前年の競争緩和を受けて人気が戻ってきている。理<前>と農<前>の高得点層に大きな変動はないが、工<前>では、地球工学科、工業化学科以外の学科で高得点層が増加しており、工学部内でも強気の志望がうかがえる。
(4)薬学部は薬科学(4年制)<前>が志望者数、志望者平均点とも上だが難易レベルは薬学科(6年制)とほぼ同じ 薬学部の学科別志望者数は4年制の薬科学科に志望者が集まっている。2007年度入試の合格者最低点では両学科の難易が逆転し、6年制の薬学科の難易度が高くなった。志望者の平均点は薬学科の方が低いが、薬科学科より募集人員が少ないことを考えると、2008年度入試では、ほぼ同じ難易レベルの入試が予想される。

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