2008年度 大学入試センター試験 自己採点集計 データネット
大学別分析レポート
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北海道大学/理<前>と工<前>は志望者数の増加でやや厳しい入試が予測される
(1)理学部、工学部の動向 理<前>と工<前>は、学部全体として第一志望者数は増加している。模試動向と同様に全国的な工学部と理学部の系統人気の回復によるものと思われる。また度数分布を見ると、両学部ともにセンター試験の高得点層は増加しており、やや難化すると予測される。また理<後>と工<後>では、2007年度入試で難関国立大の後期日程廃止の影響を受けて、難化した。今回のデータネットの動向を見ると、理<後>では前年に比べて第一志望者数が2割以上も増加している。前年度入試以上に、前期不合格者にとっては厳しい入試が予測される。
(2)医学部の動向 医(医)<前>は、理科3科目化後に競争緩和が見られ、合格者に占める現役占有率も高まっている。データネットの動向では、志望者数の増加は見られるものの、難易度に変化はないと予測される。医(医)<後>は、60%以上も志望者数が増加しており、厳しい入試が予想される。医(保健)<前>では各専攻で志望者数の増減はあるものの、第二志望の専攻まで志願できることを考慮にいれると、難易レベルの変動はないだろう。
(3)その他の理系学部前期の動向 その他の理系学部の前期は、獣医学部以外で第一志望者数が減少している。難易度に影響を与えるような大きな変化は見られないため、前年並の入試が予測される。
(4)文系学部の動向 法<前>は第一志望者数が大幅に減少している。一方で、経済<前>は第一志望者数が増加している。両学部の度数分布を見ると、センター試験の高得点層の人数はほぼ前年並であり、難易レベルに変化はないだろう。また文<前>、教育<前>も同様に、難易レベルに変化はないと予測される。後期は、現時点では志望者の目立った増加は見られないが、難関大学の併願先として志願者が増える可能性があるため、慎重な出願が求められる。

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