2007年度 大学入試センター試験 自己採点集計 データネット
大学別分析レポート
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京都大学/前期は、後期廃止に伴う募集人員増により競争緩和も
注目ポイント&トピックス
志望動向
(1)募集人員増を加味すると、文系学部では教育(文系)<前>は志望者数は前年並、総合人間(文系)は減少 文系学部では、教育(文系)<前>は個別試験での地歴の選択に際して制限がなくなったために志望者数が増加している。後期廃止に伴う前期募集人員の増加の影響が大きく、これを加味すると教育(文系)<前>の志望者数はほぼ前年並、文<前>、法<前>はやや減少、科目負担増の総合人間(文系)<前>は大幅に減少している。
(2)理<前>、工<前>は学部全体で募集人員の増加に見合う志望者数の増加はなし 理<前>は、募集人員の増加に見合う志望者数は集まっていない。工<前>も学部全体では募集人員の増加に見合う志望者数は集まっていないが、センター試験で地歴1科目→地歴または公民1科目と選択範囲を広げた工(工業化)<前>では志望者数が増加している。
(3)医(医)は募集人員の増加率以上に志望者数が増加。医(保健)<後>は大幅増加 センター試験で理科3科目化2年目の医(医)<前>は、募集人員の増加率以上に志望者数が増加しており激戦模様。後期日程が残る医(保健)<前>は理学療法学を除く専攻で志望者数が増加。後期は、個別試験が論述+面接のみに変わったことと、前年の反動で志望者数が大きく増加。作業療法学<後>と検査技術科学<後>は、志望者数が前年の2倍以上となっており激戦は必至の情勢である。
(4)薬(薬)<前>は志望者数増のため要注意 薬(薬)<前>は募集人員の増加率以上の志望者数の増加が見られ、募集人員が30名と少ないこともあり、要注意。
(5)農学部は学部全体では募集人員の増加に見合う志望者数の増加なし 農<前>は、後期廃止に伴う前期募集人員の増加率が大きい学部(前年比129%)である。学部全体の志望者数は前年比110%であるため、募集人員増と比較するとまだ余裕がある。その中で、食料・環境経済学科、食品生物科学科は志望者数が募集人員増加率以上に増加しており、人気が集まっている。

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