2007年度 大学入試センター試験 自己採点集計 データネット
大学別分析レポート
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東北大学/工学部、農学部、医学部医学科、歯学部で後期日程廃止
注目ポイント&トピックス
志望動向
(1)法<前>は高いレベルでの入試が継続する見込み 法科大学院出身者による新司法試験も実施され、法科大学院をめぐる動きが落ち着くとともに法学系統入試も落ち着きを見せている。東北大・法<前>でも、第一志望者数は前年に比べ、106%と前年並。入試変更もなく、07年度入試も高いレベルでの入試が継続する見込み。
(2)法<前>の志望変更先に挙がる経済<前> 経済<前>は、第一志望者数は前年に比べ89%とやや減少しているが、例年の入試動向では法<前>からの志望変更先に挙がっており注意が必要。特に今回のセンター試験平均点がダウンしたことを考慮すると、今後の志望変更の動きも考えられ、B判定値を参考にセンター試験での得点をしっかりと見極めて出願を考えたい。
(3)前期、後期ともに志望者数が増加している理学部 学部全体の前期日程における実質倍率は03年度入試より下がり続け、06年度入試では1.9倍だった。物理系を除く4学科で1倍台の入試だったためか、今回のデータネットでは第一志望者数が学部全体で前年に比べ、118%と増加。しかし高得点層の人数に変化はなく、難易レベルは前年並と予想される。
後期日程の第一志望者数も増加しているが、これは東北大・工の後期廃止に伴い、従来、工<後>を併願先としていた東北大・工<前>や東京大・理科一類<前>の志望者が、東北大・理<後>への併願を考えた影響とも考えられる。
(4)後期日程が廃止される工<前>は落ち着いた動向 06年度入試では全国的に工学系統が不人気で、東北大・工<前>でも06年度入試では志願者数が減少した。07年度入試では後期日程が廃止され、前期日程の募集人員は518人から605人に増加するが、第一志望者数は前年比106%と、大きな増加は見られない。難易レベルもそれほど変わらないと予想される。

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