2007年度 大学入試センター試験 自己採点集計 データネット
大学別分析レポート
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北海道大学/工<後>は、東北大後期日程廃止の影響をうけ第一志望者数が増加
注目ポイント&トピックス
志望動向
(1)工学部の動向 工<前>は、全体的に志望者数が減少しているものの、難易レベルに影響を与えるほどではなく、例年同様に学系間の難易レベル差はほぼみられない様子。また、2007年度入試より東北大・工の後期日程が廃止される影響をうけ、北海道大・工<後>は、第一志望者数における高得点層の人数が前年に比べ増えており、前年に比べやや厳しい入試が予測される。工学部全体としてデータネットB判定値得点率(傾斜集計)のおよそ78%が出願の目安となるだろう。
(2)理学部の動向 入試変更後2年目となる理<前>は、学部全体として第一志望者数は前年並である。重点選抜群ごとに動向をみると、物理重点選抜群と数学重点選抜群では第一志望者数が増加し、生物・地学重点選抜群では第一志望者数が減少していることが特徴である。
(3)医学部の動向 理科3科目が課され2年目の入試となる医学系<前>は、第一志望者数は減少しているものの、難易レベルに影響を与える程ではなく前年並の入試になるだろう。保健<前>は、第二志望の専攻まで志願できることを考慮にいれると、難易レベルの変動は考えにくい。
(4)その他の理系学部の動向 薬<前>、歯<前>、農<前>、獣医<前>、水産<前>は、第一志望者数の増減はあるものの難易レベルに影響はないだろう。
(5)文系学部の動向 文系学部は、第一志望者数の増減はあるものの、高得点層の人数はほぼ前年並であり、難易レベルに大きな影響を与えるほどではなく、前年並の入試が予測される。文系学部前期のデータネットB判定値得点率(傾斜集計)は、「法80%>文78.3%>経済76.7%≒教育76.7%」である。
(6)前期の個別試験に向けて 前年度入試では、前期の個別試験の配点ウエイトが上昇したものの、従来通りセンター試験と個別試験の両方のバランスが必要となっていた。出願に際しては、データネットの判定値とともに、記述模試の成績も勘案して検討したい。

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