全体概況

2017年度大学入試センター試験の自己採点集計結果から、得点状況、志望動向をお知らせします。データネットは2017年度大学入試センター試験自己採点集計情報をお届けいたします。

今年度のセンター試験の特徴は、「平均点は文系でアップ、理系で前年並となっており、文系では強気の出願が予想される」点にあります。そのことについて、センター試験の志願状況やデータネットの集計結果をもとに説明します。

最終志願状況・データネット集計状況

今年度のセンター試験の志願者数は575,967人となり、前年から12,199人増加した。現卒別には、現役生が9,507人増加し、既卒生は2,664人増加した。現役生の志願率は43.9%と過去最高、また志願者数に占める現役生比率は81.9%となり、現役生中心の入試が続いている。


今年度のデータネットの集計数は462,247人であり、集計率は80.3%となった。文理別では、5教科8科目文系が100,370人、5教科7科目理系が164,622人となっている。

予想平均点

ここでは、データネット実行委員会による予想値(1月17日時点)をもとに説明する。

5教科900点集計の予想平均点は文系が556点(得点率約62%)、理系が562点(得点率約62%)となった。前年比は、文系+9点、理系−2点であり、文系は平均点アップ、理系は前年並の予想となった。


予想平均点を科目別にみると、平均点アップの科目は英語(筆記)、数学I・A、生物基礎などである。平均点ダウンの科目は国語、日本史Bなどである。「得点調整」については、1月20日に正式発表される予定であるが、実施の可能性は低いと予想される。

※5教科型、3教科型などコース別の平均点変動を詳しく確認したい場合は、ページ下部の分析レポートの「コース・科目別平均点一覧」のエクセルファイルまたはPDFファイルを参照してください。

得点の度数分布(過年度対比)

5教科8科目文系のグラフをみると、今年度の分布状況は前年度と比べて、「670点以上830点以下の得点層で人数が増えている」ことがわかる。


5教科7科目理系のグラフをみると、今年度の分布状況は前年度と比べて、「690点以上770点以下の得点層で人数が増えているが、5教科8科目文系ほど変動は大きくない」ことがわかる。


国語では過去2年と比較して、人数のピークが下位の得点層に移動し、110点以下の得点層で人数が増加している。 数学T・A、数学U・Bでは過去2年と比較して、64点以上の得点層で人数が増加している。 英語(筆記)では過去2年と比較して、人数のピークが上位の得点層に移動しており、150点以上の得点層で人数が増加している


日本史Bでは前年度と比較して、68点以上の得点層の人数が減少している。 倫理・政経では過去2年と比較して、人数のピークが上位の得点層に移動し、68点以上の得点層の人数が増加している


化学では過去2年と比較して、人数のピークが下位の得点層に移動し、68点以上の得点層の人数が減少している

国公立大の志望動向

近年、国公立大学の志願者数は減少傾向にあるが、募集人員の減少もあり、実質倍率に大きな変動はない。データネットにおける今年度の国公立大の志望者数は対前年指数106 (データネット集計者数の対前年指数は104)となっており、安定した動向となっている。なお、志望者数の対前年指数は前年度の志望者数を100としたときの今年度の志望者数の割合である。

学部系統別にみると、模試動向と同様に文系で志望者数の増加がみられる。特に増加がめだつのは人文科学系統や法学系統、経済・経営・商学系統、国際関係学系統などである。理系では薬学系統や工学系統で志望者数の増加がみられる。一方、理学系統や農・水産学系統では志望者数は増加しているが、国公立大学全体の志望者数の106を下回る増加幅となっている。

難関国立10大学の志望動向

難関国立10大学(北海道大、東北大、東京大、東京工業大、一橋大、名古屋大、京都大、大阪大、神戸大、九州大)全体の志望者数は対前年指数99となっている。これは概ね前年並の志望状況といえる。なお、志望者数の対前年指数は前年度の志望者数を100としたときの今年度の志望者数の割合である。

文系では、志望者の指数が100以上の学部系統が多く、前期日程では特に経済・経営・商学系統の志望者数の増加がめだつ。


理系では、志望者の指数が100を下回る学部系統が多く、志望者数の減少傾向がみられる。


医歯薬系では、医学部医学科で志望者の指数が100を下回る大学が多くある点に注目したい。

※大学ごとの詳しい報告はこのホームページ内の「難関大学動向」を確認してください。

センター試験利用私立大の志望動向

センター試験利用私立大は526大学となっており、前年度と大きな変化はない。募集人員は学部系統ごとに変動はあるが、全体としては前年並となっている。一方、全体の志望者指数は111と増加がみられる。
学部系統別にみると、文系では経済・経営・商学系統、国際関係学系統、理系では医学系統、工学系統などで志望者数の増加がめだっている。第3回ベネッセ・駿台マーク模試B判定値60以上の大学群においても、多くの学部系統で志望者数の増加がめだっており、入試競争はやや厳しくなると予想される。

分析レポート
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